共同養育共同養育計画書

面会交流サポート・養育費増額・親権・子どもや孫に会いたい・きっかけが欲しい・人身保護請求・心理カウンセリング

離婚は夫婦の別れであり親子の別れではありません


共同養育の注意点

子どもが幼いと先夫と連絡をとる回数が多くなってしまう

子どもが10歳ぐらいになればほとんどのことについて自分一人で決定したり意見を述べたりすることができますが、子どもが幼過ぎたり発達障害などを抱えている場合、明確な意思表示ができないので父母が話し合って決定する必要が出てきます。

ただ、共同養育計画書を作成する段階で「○○と△△に関しては母が、□□に関しては父が最終判断を下すこととする」と取り決めておけば大きな問題は生じませんし、MamaPapaでは意見交換が難しいご両親の仲介をするサービスも提供しているので是非ご利用下さい。

子どもの授業参観や運動会などで先夫と顔を会わせてしまう

子どもに関わるイベントが多ければ多いほど、先夫や先夫の両親・兄弟と顔を会わせてしまう「リスク」が高くなってしまいます。全員が揃って出席するほうが子どもに安心感を与えるのですが、どうしても難しい場合は、時間や場所をずらすことでこれらを回避できます。

子どもが先夫の元でどのように育てられているのか不安になる

先夫への信頼が低ければ低いほど先夫の育て方に不安を感じ、逆にストレスになってしまうことがあります。これを避けるためにも、先夫には養育中にどのようなことがあって、どこに連れて行って、何を食べさせたのか、などの情報を細かくノートに書いてもらうというのも良いでしょう。
しかし、時間の経過とともに信頼関係が構築されてくるので、細かく教えてもらう必要は徐々になくなります。

風邪を引いたときでも先夫に任せなければいけないときがある

子どもが風邪を引いて熱があるとき、母親とすれば本当に心苦しいものです。しかも、先夫の元にいるとなればなおさらでしょう。養育期間中はあくまで養育親が責任を持って看ることと決めてもよいのですが、共同養育計画書作成時に「子どもが○○度以上の熱を出せば母親の元に戻すこと」、「○時間おきに子どもの様子を報告すること」などのような取り決めをすることも可能です。

先夫に嫉妬してしまうときがある

先夫の元から戻ってきた子どもは「お父さんに○○を買ってもらった!お父さんと△△に行った!お父さんが作った□□おいしかった!」と父親の話をするときがあります。それは子どもの心が父親の愛で満たされている素晴らしい状態を意味するのですが、母親が嫉妬し「お父さんの話は聞きたくない」と言ってしまうと、子どもは心を閉ざしてしまいます。葛藤状態にあってもできるだけ笑顔で耳を傾け大きな愛で包み込んであげて下さい。

共同養育に理解を示さない親族・友達から反対されることがある

せっかく共同養育を選択したにもかかわらず、共同養育の知識がない人から白い目で見られることがあったり、心ない言葉を投げかけられるかもしれませんが、そのような人たちに正しい考え方を何度も、丁寧に、自信を持って教えてあげてください。もし、その人たちの考え方を変えることができなかったとしても共同養育をあきらめないでください。子どもの未来に責任があるのは他の誰でもなくあなたなのですから。

子どもが淡い期待を抱くときがある

共同養育がうまく機能し始めると、父母が落ち着きを取り戻しストレスや言い争いが減ってきます。すると子どもも当然のように安定した状態になりますが、同時に「パパとママはこんなに仲がいいのだからきっとまた結婚して一緒に住むようになるんじゃないかな」という期待を持ち始めます。このような兆候が見られたら丁寧に優しく、しかしはっきりと否定し現実を見つめるように仕向けてあげて下さい。

再婚に関しての制限がある

先夫の介入を許さないひとり親家庭であれば、再婚する場合は一般的な子連れ再婚となりますが、共同養育中の女性が再婚する場合は常に先夫の存在が付きまといます。このような形の結婚形態はステップファミリーと呼ばれ珍しいものではありませんが、再婚する前に母子でよく話し合う必要があります。なお、再婚相手はあくまで母親の「新しい夫」であり子どもの「新しい父親」ではありません。また、共同養育中の再婚は子どもに悪影響を与える確率が高いことにもご留意下さい。

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