共同養育共同養育計画書

面会交流サポート・養育費増額・親権・子どもや孫に会いたい・きっかけが欲しい・人身保護請求・心理カウンセリング

離婚は夫婦の別れであり親子の別れではありません


良い共同養育とは

自分のせいで父母が離婚したのではないことを認識している

この認識ができないと子どもはずっとストレスと負い目を感じて生きていくことになります。「離婚は私のせいだ。ママとパパに悪いことをしてしまった」と感じさせることは人格形成上好ましくないので、早急にその思い込みを解消してあげる必要があります。

最終決定は子どもに任せている

子どもの進路決定など複数の選択肢の中から一つだけを選ばないといけない状況下において、母親も父親もそれぞれが考える最善の選択を子どもに伝えた後は、最終判断を子どもに任せることが大切です。そして、子どもが下した決定を尊重することが求められます。

母親の前で遠慮なく父親の話ができる状態にある

母親の元に戻ってきた子どもが父親の話をすることは珍しくありません。その時に母親が嫌な顔をして聞いたり、軽く聞き流すような態度をとってはいけません。しっかりと子どもの話に耳を傾けないと、子どもは父親と会うことにうしろめたさを感じてしまいます。

子どもの前で先夫・先妻の非難をしない・悪口を言わない

先夫・先妻を疎外した言動は子どもの健全な成長を阻むことになるばかりか、正常な親子関係を破壊してしまいます。相手を許せない気持ちがあるのはわかりますが、非難は強烈な負の感情であり、百害あって一利なしです。絶対にしてはいけません。

子どもを親のメッセンジャーとして使わない

先夫・先妻に伝えなければいけないことが出てきたとき、子どもにお願いするのではなく必ず直接相手に伝えなければいけません。もし、子どもが伝えることを忘れてしまうと子どもが責任感を感じて辛い気持ちになってしまいます。なお、伝える方法としてメールや電話がありますが、それが難しい場合は簡単なメモにすることでも構いません。

高葛藤状態であってもビジネスライクに振る舞っている

お互いが言いたいことを言い合っている状態では良い結果を生み出すことができません。どこかでどちらかが妥協をする必要があります。もしくは第三の選択肢を作り出すことも考えてみましょう。有能なビジネスマンのように、私情を挟まず感情をコントロールして礼儀正しく接することが求められます。また、ケンカにならない効果的な話し方も学んでいく必要があります。

柔軟性に富んだ共同養育をしている

共同養育計画書で定めた通りの共同養育をすることは、実際には難しいときが必ず出てきます。その時は父母で話し合い、その都度スケジュール変更を加えた共同養育をしなければいけません。逆に言うと、変更なき共同養育は子どもの生活を計画書に合わせているのであって、計画書を子どもの生活に合わせていない、という点においてそもそもの考え方が間違っています。

母親も父親も貧困状態ではない

共同養育をすると子どもの生活の舞台がこれまでの「一つの家」から「二つの家」へと変わります。母親か父親のどちらかが貧困に陥っていたり、荒れた生活をしていると、子どもは環境の落差に大きなストレスを感じてしまいます。このような家庭環境の場合、通常の共同養育は難しいときがあります。

極端なプレッシャーをかけない教育や躾をしている

人は多かれ少なかれ必ずストレスやプレッシャーを感じながら生きることを余儀なくされます。しかし、幼少の頃に強烈なストレスを受け続けると人格形成に悪影響を与えてしまいます。父親が厳し過ぎる躾をしてしまったため、ある日子どもが母親の元へ逃げ込み二度と戻って来なくなった共同養育家庭があります。そのため、共同養育をする前に教育や躾についてもある程度決めておく必要がありますが、まずは抑圧しない家庭環境作りを心掛けて下さい。

二つの家の距離が近い

家の距離が近いということは、子どもは養育期間に関わらずいつでも好きなときにもう一つの家に行くことができることを意味します。父母は離婚してもいつでも自由に母親と父親に会える状態を作っておくことは子どもにとって大きな幸せであり心の支えです。しかし、距離が離れていたとしても、愛情のかけ方次第で精神的な距離を縮めることができるので全く問題ありません。

親族が共同養育に理解を示している

祖父母などの親族が常日頃身近にいるケースにおいて、親族の共同養育への理解は絶対に必要です。子どもを健全な大人に育て上げるためには両親や親族の変わらぬ愛がずっと必要だということを何度も親族の方に教えてあげて下さい。また、共同養育で育てられた子どもの方が幸せを感じやすく、精神病になりにくいという研究結果が世界中で報告されているという事実も教えてあげて下さい。

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